おいしいコーヒーとは・・・

一口においしいコーヒーといっても、さまざまなとらえ方があります。香りや苦味、酸味、甘みといった要素全ての源となるのが『生豆』材料です。ここが出発点です。
ローストカフェのコーヒーは、ニュークロップ、スペシャリティ豆です。


 
コーヒーは生鮮食品です

コーヒー豆は実際には「豆」ではなくコーヒーの木の果実、外皮や果肉を取り除き種子だけにしたものが、一般に「コーヒー豆」と呼ばれています。
コーヒーは添加物も、保存料も一切入っていない自然食品であり、農産物であり、生鮮食品なのです。なのに、変に「酸っぱいコーヒー」や変に「苦いコーヒー」を経験した方は多いと思います。

更に、ひどいものは胃が痛くなったり、気分が悪くなったりした話も聞きます。口にするものとして最低限、品質表示が明確で、鮮度がよく、管理のしっかりしているコーヒーを選ぶようにしてください。

おいしい酸味は「甘み」、おいしい苦味は「コク」につながるものが良質のコーヒーといえます。
名称や、神話だけのプレミア?、根拠のない値段設定に惑わされないようにして、適正な価格を判断する必要があります。ご購入は1〜2週間で飲み切れる量にし、豆は冷凍庫で保存してください。
 
コーヒーの品質

残念なことに、今までに日本で流通されている多くのコーヒーは、世界基準(輸出規格のグレード)の標準(スタンダード)から、かなり低レベルのコーヒーが主流でした。

コーヒー豆にはグレードがあります。グレードが上がるにつれて品質も上がりますが、生産量が少なくなるため、大量生産の大手ロースターまで供給が不可能になり、一部の市場にしか出回りません。

【生豆での比較】
 
プレミアム以上
スペシャリティグレード
スタンダード以下
標準のクラス
格付け 付加価値の多いプレミアムのついた生豆
世界コンテストに入賞多数
産地ごとに豆のサイズや標高の高さだけで分けた生豆(AA、SHB、S18、など)
品 種
栽 培
在来品種100%が基本
各農園のこだわりが伝わる
その個性が特徴となる
味よりも安定生産を優先
改良品種、混ざり物が多い
香味が弱い
収 穫
精 製
完熟豆のみ手摘みが基本
全ての作業工程が丁寧
水洗式、天日干しが主流
量産、低コストが基本
欠点豆 ほとんど無し 多い
生産量 希少 多い
価 格 高い
農園直接取引、オークション購入
安い
相場を基準に大口で取引
信頼性
安定性
全てが明確で客観的な判断基準が参考になる
安定した香味が得られる
不透明なものが多い
本来の味、安定した香味は望めない

【カップでの比較】
 
プレミアム以上
スペシャリティグレード
スタンダード以下
一般のクラス
香 り 本来の香りが強い
生産量が少ないため、収穫後ほとんど新豆のうちに消費される
本来の香りは弱く、焙煎後すぐに抜ける
余ればディスカウントされる
風 味 伸びがある
口にきれいに広がる
しっかりハンドピックしないといやな雑味が多い
後 味 透明感、クリーン感がよい
冷めてもきれいである
あまり残らない
冷めると濁るものが多い
特 徴 産地の味がよくでる
焙煎後あまり風味が落ちない
なにを飲んでも同じ感じ
すぐに悪くなるものが多い
焙 煎
抽 出
水分量多く難しい
正しい技術を必要とされる
多くの知識、技術は必要なし
評 価 好みや主観だけではなく客観的なおいしさの基準がわかりやすい 2杯目は好まない
おいしさの判断以前の問題
安ければしょうがない

プレミアム以上スペシャリティグレードのコーヒー豆は、ほとんどヨーロッパ諸国向けの高級品として出荷されるか、各種コンテストに出品し、称号を得て世界オークションで取引されます。

ここ最近になって、やっと日本にも少しずつ入荷すようになり、「コーヒー本来の香味」に少しずつ近づいて来たのです!

ただし、「高品質のコーヒー豆」だからと言って、それだけが「旨い」とは限りません。
最終的には、その「一杯のカップ」が全てなのです。
口に入れるものですから、生産過程の明確なもの(品質⇒栽培⇒精製⇒管理)をと考えます。